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小学生でもわかる「老齢厚生年金」|自営業が嫉妬する「会社員の特権」を使い倒せ

「毎月の給料から、なんか結構引かれてるやつ……厚生年金って、結局なんなの?」

そう思っている人は、絶対にいますよね。 むしろ、仕組みをちゃんと理解している会社員のほうが少ないんじゃないかと思っています。

正直に言います。これ、めちゃくちゃお得な金融商品です。 自営業やフリーランスの人たちが「いいなあ」と指をくわえて見てるやつなんです。

今回はその中身を、難しい言葉を一切使わずに「お金のプロ」である僕が解説します。

ぱぐ男

自分、給料明細の「控除」を見るたびにため息が出てました……。厚生年金ってそんなにすごいんすか?

hanazo

ぱぐ男くん、実はそれ、ただ引かれているだけじゃなくて「会社員の最強の特権」なんだよ。詳しく見ていこう!

目次

日本の年金制度は「2階建ての家」で覚える

日本の年金制度の全体像は、これだけ覚えてください。

  • 1階:老齢基礎年金 日本に住む20歳以上なら、全員が入る「土台」の部分。自営業でも会社員でも関係なく、みんな共通で払います。
  • 2階:老齢厚生年金 会社員と公務員だけが、1階の上に乗せられる「豪華な2階部分」。

つまりこういうことです。

  • 会社員 → 2階建ての家に住める
  • フリーランス・自営業 → 1階だけの平屋

当たり前だけど、2階がある方が将来もらえるお金はずっと多いですよね。 「会社員ってしんどいな」と思う瞬間もあると思うけれど、この2階部分は会社員の本当においしい特権です。

会社が「半分」お金を出してくれているという事実

ここが厚生年金の一番すごいところです。

たとえばあなたが毎月3万円の厚生年金保険料を払っているとします。そのとき、会社も裏で同額の3万円を払ってくれています。 これを「労使折半(ろうしせっぱん)」と言います。

自分の手出しは3万円なのに、実質6万円分が積み立てられている状態です。

民間の個人年金保険では、絶対にありえない話ですよね。自分で払った分しか積み立てられません。 でも厚生年金は、会社が黙って半分負担してくれる。給料明細の「控除」欄に隠れた、見えないボーナスみたいなものです。

ぶっちゃけ、将来いくらもらえるの?

一番気になるところですよね。令和の平均的なケースで見てみます。

月にもらえる額(目安)

  • 1階だけの人(自営業など):約6.8万円
  • 2階もある会社員:約14.6万円

※厚生年金の部分は、現役時代の給料の水準や働いた年数によって変わります。

月14万円、生活の土台としてはかなり安心感があります。 これを自分の貯金だけで用意しようとしたら、老後に数千万円の資産が必要になる計算です。その「守り」を、会社員は最初から持っているということになります。

ぴっぴ

月14万円の土台がすでにあると思うと、老後の不安が少し軽くなりますね!

「言葉」でよく混乱するやつを整理

ぱぐ男

「国民年金」と「基礎年金」って何が違うんすか?ごちゃごちゃになってしまうっす…

hanazo

良い質問だね、呼び方が違うだけで、実はほぼ同じなんだ。ここで整理しておこう。

  • 「国民年金」と「基礎年金」って別物? ほぼ同じです。制度の名前が「国民年金」、そこからもらうお金の名前が「老齢基礎年金」。呼び方が違うだけです。
  • 「厚生年金」と「社会保険」は? 社会保険という大きなくくりの中に、厚生年金や健康保険が含まれています。「社会保険=厚生年金」ではないので、ここは軽く押さえておいてください。

老後だけじゃない!年金は「保険」でもある

「年金って老後のためだけでしょ」と思いがちですが、実はそれだけじゃないです。

  • 障害年金:大きなケガや病気で働けなくなったとき、現役中でも受け取れます。
  • 遺族年金:もし自分が亡くなったとき、残された家族に支払われます。

民間の生命保険や就業不能保険に入る前に、まず「国がすでに用意してくれている保険」の内容を知っておくこと。これだけで、保険の見直しで数万円単位の節約につながることもあります。

民間の個人年金と何が違うの?

「民間の年金保険も検討してるんだけど」という人に伝えたいのが、公的年金の「無敵ポイント」が2つあるということです。

① 死ぬまでもらえる(終身) 何歳まで生きても、お金が尽きることはありません。民間の保険だと「10年確定」「75歳まで」とか期間に上限がある商品も多いです。

② インフレに強い 物価が上がったら、もらえる年金額も調整されます。民間の保険は、インフレが進むと相対的に目減りしていきます。

この2点は、民間が本当に太打ちできないポイントです。

税金まで安くなる、一石二鳥の仕組み

厚生年金として引かれているお金は「社会保険料控除」の対象なので、その分だけ所得税と住民税が安くなります。

将来のためにお金を積み立てながら、今払う税金も減らせる。地味だけど、これはかなり大きいメリットです。

まとめ:会社員はすでに「最強の盾」を持っている

「社畜」なんて言葉もありますが、見方を変えると「この最強の年金システムを、会社に半分タダで負担させながら使い倒している」ということでもあります。

フリーランスや自営業の人が羨ましく見える瞬間もあるかもしれないけれど、まずは自分の「2階建ての家」がどれだけ頑丈かを知ること。

その上で、NISAやiDeCoといった「攻め」の投資を積み上げていく。それが、会社員にとっての資産形成の王道ルートだと僕は思っています。

小学生でもわかる!シリーズでは、知ってそうで知らない用語をわかりやすく解説しています。 次に読むべき記事として、こちらの記事もぜひチェックしてみてくださいね。

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