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小学生でもわかる「債券」!FP講師の僕が3回挫折した「シーソー」の法則とは?

こんにちは、FP講師のhanazoです。

今回から、大人でも「知っているようで実はよくわかっていない」お金の用語を、小学生にもわかるように超かみ砕いて説明するシリーズをスタートします。FP試験の勉強をしている方は、辞書代わりにも使ってみてくださいね。

さて、いきなりですが白状します。 「お金のプロ」としてFP講師をしている僕ですが、受験生時代、この「債券(さいけん)」の理屈がどうしても理解できず、3回は参考書を投げ出しました。

「金利が上がれば、債券の値段が下がる」

何度読んでも、「利息(お礼)が増えるなら、人気が出て値段も上がりそうなのに……」と、頭の中で大混乱が起きていたんです。

でも、ある日。この関係が「公園のシーソー」と全く同じだと気づいた瞬間、すべての霧が晴れました。

今回は、当時の僕のように「何度読んでもわからない!」と頭を抱えている方のために、日本一ハードルを下げた「シーソーの授業」を開講します。

1. そもそも「債券」ってなに?

まずは、言葉のイメージをしっかり固めましょう。 債券というのは、簡単に言うと「お金を貸した時にもらう証明書」のことです。

国や会社が「お金を貸してほしい!」と募集している時に、僕たちが貸してあげると、そのお返しとしてこの証明書をくれます。

この証明書(債券)を持っていると、毎年決まった額の「お礼(利息)」がもらえます。ここではわかりやすく、この債券を「お礼がもらえるカード」と呼ぶことにしましょう。

2. 金利と値段は「シーソー」の両端

投資の世界には、切っても切れない「シーソーの関係」があります。 片方が上がれば、もう片方は必ず下がる。

そのシーソーの両端に乗っているのが、「金利(世の中のお礼の相場)」と「債券の値段」です。

なぜ、一方が上がると、もう一方は下がってしまうのでしょうか? 具体的な数字を使ってシミュレーションしてみましょう。

3. 世の中の「金利が上がった」時に起きること

あなたが、「毎年100円のお礼がもらえるカード」を1万円で買ったとします。 (この時、世の中の利息の相場は「1%」でした)

ところが翌日、景気が良くなって、世の中の金利がぐーんと上がりました。 新しく発売されたカードは、なんと「毎年500円のお礼がもらえる」ようになっていたんです! (利息の相場が「5%」になったわけですね)

ここで、あなたが持っている「古いカード(お礼100円)」を誰かに売ろうとしたら、どうなるでしょうか?

【買い手の気持ち】 「え?hanazoさんのカードは100円しかお礼がもらえないの? 今、お店で売ってる最新のカードなら500円ももらえるのに! そんな古いカード、1万円じゃ絶対買わないよ」

そう、誰も欲しがりませんよね。 お得な最新カードが溢れているのに、お礼が少ない古いカードを同じ値段で買う人はいないのです。

でも、あなたは「どうしても今すぐそのカードを売ってお金に換えたい」とします。 そうなると、どうすればいいでしょうか?

答えは、「値段を下げること」です。

「本来は1万円の価値があるカードだけど、お礼が少ない分、8,000円でいいよ!」と安く売りに出して、ようやく誰かが買ってくれるようになります。

これが、「金利(世の中のお礼)が上がると、債券(古いカード)の値段が下がる」という仕組みの正体です。

4. 逆に、金利が下がれば「お宝」に変わる

せっかくなので、逆のパターンも見ておきましょう。

あなたが「毎年500円のお礼がもらえるカード」を持っている時に、世の中の金利がガクンと下がって、新しく発売されるカードが「100円」しかお礼をくれなくなったとします。

そうなると、あなたの持っているカードは、みんなが喉から手が出るほど欲しがる「超お宝カード」に変わります。

「そのカード、高くてもいいから譲って!」という人が現れるので、1万円で買ったカードが1万2,000円で売れたりするわけです。

金利が下がると、債券の値段が上がる。シーソーが逆側に動くということですね。

5. まとめ:ニュースの裏側が見えてくる

  • 金利が上がれば、債券は下がる。
  • 金利が下がれば、債券は上がる。

この単純なシーソーのルールを知っているだけで、経済ニュースの見え方が180度変わります。

もしこれからニュースで「金利が上がった!」という言葉を耳にしたら、ぜひ心の中で「あ、あのシーソーが動いて、債券を持っている人は今ちょっと困っているんだな」と思い出してみてください。

理屈さえわかってしまえば、もう一生迷うことはありません。

さいごに

今回のシーソーの話のように、世の中には「知らないだけで損をしているルール」がたくさんあります。まずは「攻め(投資)」と「守り(節約)」の基礎をしっかり固めて、資産を築くための「自分だけの盾」を手に入れていきましょう!

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