「終活なんて、おじいちゃんになってから考えることでしょ?」
あなたも、そう思っていませんか?
実は僕自身、つい最近まで同じように考えていました。でも先日、ふと会社の同僚と相続の話になったときに、ハッとさせられる瞬間があったんです。
「もし明日、僕が交通事故で突然死んだら……ネット証券のIDも、不動産ローンの残高も知らない妻や娘たちは、一体どうなってしまうんだ?」
普段、お金のプロ(FP講師)として「家計の守り」を偉そうに語っている僕ですが、実は我が家の足元こそが、一番危険な時限爆弾を抱えていたことに気づきました。ネット銀行やNISAで資産運用をしている40代のあなたにとって、これは絶対に他人事ではないお話です。
ぱぐ男ええっ!?先生も終活を意識することがあるんすか?40代で終活なんて、さすがに早すぎる気がするっす……



ぱぐ男くん、それが大間違いなんだ。僕たちの世代だからこそ、今すぐ始めないと残された家族が本当に地獄を見るリスクがあるんだよ。
40代の「終活」は早すぎる?いや、今がデッドラインです
「40代で相続の準備なんて、縁起でもない」と感じる方は多いと思います。しかし、僕たち現役世代のお金事情は、親世代のそれとは全く異なります。
親世代の相続といえば、極端な話をすれば、自宅のタンスや金庫から「通帳と印鑑」が見つかりさえすれば、なんとかなる時代でした。泥臭く金融機関の窓口をまわれば、足跡をたどることができたのです。
では、僕たちの世代はどうでしょうか。 生活費の決済はクレジットカード、貯金はスマホの中のネット銀行、資産運用はネット証券のNISA、さらには仮想通貨や、副業としての不動産投資ローンを抱えている人も少なくありません。
これらすべてのお金が、顔認証や複雑なパスワードという「目に見えない分厚い壁」の向こう側に隠されています。
もし今、あなたに万が一のことがあったとしたら、残された家族はその「見えない資産」——あるいは「隠れた借金」を、自力で探し出すことができるでしょうか?
FPの僕が気づいた、我が家の「3つの時限爆弾」
僕の妻は、お金の管理が超絶苦手な浪費家です。もし僕が突然いなくなった世界で、彼女が直面するであろう「3つの爆弾」を書き出してみたところ、本気で震え上がりました。
① 見えない口座(ネット証券・ネット銀行)の放置
僕の資産の大半はネット上にあります。親切な証券会社が「奥様、ここに旦那様の資産がありますよ」なんて向こうから教えてくれることは絶対にありません。家族がその存在すら知らなければ、一生引き出すことのできない「永遠の塩漬け資産」になってしまいます。
② 不動産投資ローンの手続きパニック
僕が死ねば、団体信用生命保険(団信)が適用されて借金はチャラになります。しかし、その申請手続きを、お金の手続きが大嫌いな妻が一人で銀行や保険会社とやり取りできるのか……。想像しただけで絶望的な未来が見えました。
③ サブスクの「死後課金」
動画配信サービス、クラウドツール、オンラインサロン。これらも僕のクレジットカードから毎月自動で決済され続けます。スマホのパスワードがわからなければ、遺族は解約手続きすらスムーズに進められず、お金が垂れ流しになってしまいます。



パスワードがわからないだけで、せっかく貯めたお金が消えたり、無駄な出費が続いたりするんですね……。想像するとめちゃくちゃ怖いです。
まずは「宝の地図」を描くことから始めよう
「このままでは、家族のために一生懸命築いてきた資産が、家族を苦しめる迷路になってしまう」
そう強烈な危機感を覚えた僕は、自分自身の「40代からの終活」をスタートさせる決意をしました。
とはいえ、いきなり弁護士を呼んで重たい遺言書を書く、なんてハードルの高い話ではありません。
40代の終活における第一歩は、簡単な「財産目録(=家族のための宝の地図)」を作ることです。 どこの銀行に口座があるか、証券会社はどこか、引き落としに使っているメインのカードはどれか。
現時点での金額まで細かく書く必要はありません。「どこに、何があるか」という目次を作って、パートナーや家族がいつでも見つけられる場所に置いておくだけでいいのです。
これを用意しておくだけで、残された家族が手続きに迷う負担は「100分の1」に激減します。
デジタル遺産と向き合う準備を、一緒に始めませんか?
「やばい、うちの妻(夫)、僕のスマホのロック解除すらできないぞ……」とドキッとした方もいるのではないでしょうか。
これから数回に分けて、僕が実際に家庭内で進めている「40代からの後悔しない相続・終活」の具体的なやり方をシリーズでお届けしていきます。僕の焦りと失敗をぜひ反面教師にしていただき、大切な家族を守る準備を一緒に始めていきましょう!
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