hanazoこんにちは、FP講師のhanazoです。今日は副業サラリーマンにとっての「聖域」、青色申告について深掘りしていくよ



先生!自分、副業の売上がようやく月5万円を超えたんすけど……税金の計算が怖くて夜も眠れないっす!



ぱぐ男くん、大げさね。でも、ただ稼ぐだけじゃなくて、どう「残す」かがプロの腕の見せ所よ



ぴっぴちゃんの言う通り。実は、副業を「ただの小遣い稼ぎ(雑所得)」にするか、「自分の事業(事業所得)」にするかで、手元に残るお金が数十万円変わることもあるんだ
1. 副業サラリーマンが直面する「税金の壁」


副業を始めたばかりの人が最初にぶつかるのが、「確定申告って青色と白色、どっちがいいの?」という悩みです。
結論から言いましょう。
副業を本格的な「事業」として育てたいなら、最初から「青色申告」一択です。
なぜなら、国は「帳簿をしっかりつけて、真面目に商売に取り組む人」に対して、最大65万円の控除という破格のボーナスを用意してくれているからです。
※令和9年分(2027年分)の所得税から最大75万円控除となる予定
2. 【徹底比較】青色申告 vs 白色申告
「青色は難しい」というイメージがありますが、今の時代、そのハードルは驚くほど低くなっています。まずは両者の違いを整理しましょう。
| 項目 | 白色申告 | 青色申告(最大65万円控除) |
| 難易度 | 家計簿レベルでOK | 複式簿記が必要(ソフトで自動化可) |
| 特別控除 | なし | 10万円 または 65万円 |
| 赤字の扱い | 切り捨て | 3年間繰り越し可能 |
| 家族への給与 | 経費にできない | 経費にできる(条件あり) |
| 損益通算 | できない | 給与所得と相殺できる! |
「ちゃんとしたやつ」には国も優しくしてくれる
FP講師として受講生に説明するとき、僕はいつもこう言います。
「白色は家計簿。青色はビジネスの証明。ちゃんとした対応(記帳)をする人には、国もちゃんとした恩恵(減税)を与えてくれるんです」
【コラム】「複式簿記」って何?家計簿との決定的な違い



先生、そもそも「複式」ってなんすか?漢字ばっかりで難しそうっす!



いい質問だね、ぱぐ男くん。一言で言うと、お金の動きを「2つの側面」から記録するのが複式簿記なんだ
- 単式簿記(白色・家計簿): 「10万円減った」という結果だけを記録。
- 複式簿記(青色): 「10万円減った(結果)」+「それはパソコンを買ったから(原因)」をセットで記録。



原因」まで記録するから、国も「お、この人はちゃんとビジネスの状況を把握してるな」と信頼してくれる。その信頼の報酬が、65万円の控除なんだよ
3. 副業を「事業所得」にする最大のメリット:損益通算
青色申告の真の力は、65万円控除だけではありません。
サラリーマンにとって最強の武器になるのが「損益通算」です。



ソンエキツウサン……?また難しい言葉が出てきたっす!



簡単に言うと、「副業で出た赤字を、本業の給料から差し引いて、払いすぎた税金を取り戻せる」仕組みのことだよ
例えば、副業の立ち上げ期にPC代や広告費で赤字が出たとします。これを「事業所得」として申告すれば、本業の源泉徴収された税金が還付金として戻ってくる可能性があるのです。
これは「雑所得」では絶対にできない裏技です。
4. 【実録】僕が「freee」で青色申告を勧める理由
「でも、複式簿記なんて無理!」と思うかもしれません。
実は僕も、不動産投資を始めた当初から青色申告を選びましたが、知識ゼロでも大丈夫でした。
なぜなら、クラウド会計ソフト(freeeなど)があるからです。
- 銀行口座やカードを連携すれば、自動で仕訳してくれる
- パズルのように項目を選ぶだけで、複式簿記が完成する
- スマホでレシートを撮るだけで経費入力が終わる



僕は最初から将来的に事業規模にすることを見越して青色を選んだけど、freeeのおかげで迷うことはなかった。こうした便利なツールがある今の時代、白色を選ぶメリットは正直言ってほとんどないよ
5. 副業が「事業」として認められる損益分岐点は?


ここで重要な注意点があります。
何でもかんでも「事業所得」にできるわけではありません。税務署に「これは趣味の延長(雑所得)ですよね?」と突っ込まれないためのポイントがあります。
- 営利性・継続性があるか(たまたま一度稼いだだけではないか)
- 独立性があるか(自分のリスクで商売をしているか)
- 社会通念上、事業と言えるか
最近の通達では、「副業収入が300万円以下で、帳簿を保存していない場合」は、原則として雑所得に分類されるという厳しい基準も示されています。
だからこそ、「最初から帳簿をしっかりつける(青色申告の準備をする)」ことが、あなたの副業を「事業」として認めさせるための強力な証拠になるのです。



なるほど。形から入ることも、税務署へのアピールになるってことね
6. まとめ:今すぐ税務署へ「青色申告承認申請書」を!
副業を「攻め」の収入源にしつつ、税金を「守り」で適正化する。
これが、資産3,000万円への最短ルートです。
次にとるべきアクション:
- 「開業届」と「青色申告承認申請書」を税務署に出す(e-Taxで5分!)
- クラウド会計ソフト(freee等)を契約して、口座連携する
- 不安なら税務署の無料相談窓口へ行く(彼らは「やる気のある人」には意外と優しいよ)





さんざん「青色申告」をおすすめしてきましたが、これが嫌で副業なんてやりたくないって場合は「白色申告」でも構いません。とにかく副業(個人事業)に踏み出すことが大切。本当に人生変わるから!










