副業のすゝめ/副業は会社にバレない?

このブログでは、お金との付き合い方を「攻め」と「守り」という2つの視点で発信しています。

  • “守り”は、ムダを減らしてしっかり貯めること。
  • “攻め”は、収入を増やし、余ったお金を投資で育てること。

どちらか一方だけでは、お金の不安からはなかなか抜け出せません。
大事なのは、バランスよく「増やして、守る」こと。

今回はその中でも「攻め」のパート。
主な副業の種類と注意点について、僕自身の経験も踏まえてお伝えします。

※他の記事でも触れていますが、ここで扱うのは「個人事業としての副業(節税のメリットを享受できる形)」です。
基本的には、好きなこと・得意なことを事業化するのが理想ですので、以下はあくまで参考として気軽にご覧ください。


目次

主な副業の種類

ここで紹介する主な副業は以下の通りです。

① せどり
② Webデザイナー
③ コンサルティング
④ コーチング・講師
⑤ アフィリエイト

番外編として、

⑥ 不動産投資(不動産賃貸業)
⑦ コインパーキング経営
⑧ 不動産エージェント

それでは一つずつ見ていきましょう。


① せどり(転売)

いわゆる「安く仕入れて高く売る」ビジネスです。
不用品を単発で売る程度ならヤフオク等でも問題ありませんが、事業として行う場合は古物商の許可が必要になります。
得意なことややりたいことがまだ決まっていない人には、検討する価値がある副業です。

✅ メリット

  • 無在庫転売など在庫を持たない方法もあり、始めやすい
  • 仕入れ→販売の流れが明確で結果が出やすい
  • 商品や販売戦略次第で、短期間で利益を出せる可能性も

⚠️ デメリット

  • 商品リサーチや発送など、時間と手間がかかる
  • 売れ残りリスクや在庫管理の負担がある
  • メルカリ・Amazonなどの規約変更に左右されやすい

🎯 向いている人

  • コツコツ作業が得意な人
  • すぐに収益を上げたい人
  • 商品リサーチや数字の分析が好きな人

② Webデザイナー

クライアントの要望に合わせてWebサイトのデザインや機能を企画・制作する仕事です。
競争が激しいため、すでに関連業務の経験がある人のほうが受注しやすいのが現実です。

✅ メリット

  • スキルを身につければ在宅でも安定して仕事を受けられる
  • ポートフォリオを積み重ねるほど単価アップが見込める
  • デザイン力はLPやSNS、バナー制作など他分野にも応用可能

⚠️ デメリット

  • 学習コストが高い(Photoshop、Illustrator、HTML/CSSなど)
  • クライアント対応や修正など、納期管理が大変
  • 競争が激しく、差別化が必要

🎯 向いている人

  • デザインやものづくりが好きな人
  • コミュニケーションを取りながら形にするのが得意な人
  • スキルを磨いて自分ブランドを作りたい人

③ コンサルティング

キャリアコンサル、Web・IT導入コンサル、マーケティングコンサルなど、さまざまな分野があります。
自分のスキルや経験を活かして、クライアントの課題を解決する仕事です。
最近はマッチングサービスも増え、個人でも参入しやすくなっています。

✅ メリット

  • 経験・知識を活かして高単価の仕事ができる
  • ストックではなく「信用」で稼げる
  • 個人事業主や中小企業などにもニーズが拡大中

⚠️ デメリット

  • 実績や信頼がないと仕事を得にくい
  • クライアントの課題解決力が問われるため責任が重い
  • 継続契約が切れると収入が途絶えるリスクも

🎯 向いている人

  • 専門分野を明確に持っている人
  • 課題発見と改善提案が得意な人
  • クライアントの成果を自分の喜びに感じられる人

④ コーチング・講師業

英語教室やピアノ教室などもこれに含まれます。
今はオンライン講座も増えており、始めるハードルは下がっています。

✅ メリット

  • 人の成長をサポートでき、やりがいが大きい
  • オンライン化しやすく、全国から受講者を集められる
  • 自分の経験を体系化して講座や教材に発展させられる

⚠️ デメリット

  • 信頼を得るまでに時間がかかる
  • 集客・マーケティングスキルが必要
  • 対人対応力・共感力が求められる

🎯 向いている人

  • 人の成長を見るのが好きな人
  • 経験を活かして人の役に立ちたい人
  • 対話力・共感力に自信がある人

⑤ アフィリエイト(ブログ・SNSなど)

ブログやSNSに広告を掲載し、その経由で商品が売れたりクリックされたりすると報酬が発生する仕組みです。
PCがあればすぐに始められる副業です。

✅ メリット

  • 初期費用がほぼかからず始められる
  • 仕組みを作ればストック型収益を狙える
  • 自分のペースで発信できる

⚠️ デメリット

  • 収益化まで時間がかかる(半年〜1年ほど)
  • SEOやライティングなど幅広いスキルが必要
  • 広告主やアルゴリズムの影響を受ける

🎯 向いている人

  • コツコツ継続できる人
  • 発信や文章を書くのが好きな人
  • マーケティング・分析に興味がある人

番外編

⑥ 不動産投資(不動産賃貸業)

「投資」とはいえ、実態はれっきとした事業です。
区分マンション、中古一戸建て、アパート一棟などを購入して貸し出し、賃料収入を得ます。
僕自身はアパート一棟を所有し、各部屋を貸し出しています。

いまのおすすめは地方の中古住宅をリフォームして貸し出す方法。
都内の区分マンションは価格が上がりすぎており、初心者にはおすすめしません。

✅メリット

  • 他の事業に比べて業務量は少なめ(ただし完全な不労所得ではない)
  • 比較的安定した収入が得られる
  • インフレに強く、家賃が物価に連動しやすい
  • 銀行借入を活用すればレバレッジが効く

⚠️デメリット

  • 初期投資として自己資金が必要
  • 良い物件を見つけるのに時間がかかる
  • 借金への心理的抵抗が大きい人には不向き

🎯 向いている人

  • 貯金ができて頭金を用意できる人
  • 借入に抵抗がない人
  • 時間労働以外で収入を得たい人

⑦ コインパーキング経営

土地を購入・舗装し、カメラや精算機を設置して運営します。
土地を借りて運営する方法もあります。
少数区画から始められるのが魅力で、不動産投資に比べて管理が非常に楽です。

✅メリット

  • 毎月の収益が安定している
  • 不動産投資より利回りが高い
  • 管理がほぼ不要(実質的に不労所得に近い)
  • 初期費用・総額が低め
  • 売却時の解体コストが安い

⚠️デメリット

  • ノウハウがあまり公開されていない
  • 良い立地を見つけるのが難しい

🎯 向いている人

  • 不労所得に興味がある人
  • 土地探しを楽しめる人

⑧ 不動産エージェント

不動産会社と業務委託契約を結び、個人事業として不動産仲介を行う形態です。
僕も以前この働き方をしていました。
宅建資格がなくても可能で、成果報酬型で大きく稼ぐことができます。

✅メリット

  • 成功すれば高収入を狙える
  • 基本的にノルマがない(会社による)
  • 不動産会社の看板で営業できる
  • 初期費用がほぼ不要
  • 知人に安く仲介してあげることも可能

⚠️デメリット

  • 不動産知識の習得が必要
  • 業務委託先に月額サポート費が発生(2万円程度)
  • 高額取引のため集客難易度が高い

🎯向いている人

  • 営業力がある人
  • 大きく稼ぎたい人
  • 将来自分の不動産会社を持ちたい人

僕のケースとおすすめ

僕自身はこれまでに、趣味のギター関連の「せどり」や「不動産エージェント」を経験し、
現在はFPとしての「コンサルティング」「講師業」、そして「不動産投資」「コインパーキング経営」を行っています。

不動産投資とコインパーキングについては情報量が多いため、別記事で詳しく解説予定です。

僕の実体験から特におすすめなのはコインパーキング事業です。
不動産投資ほど初期費用がかからず、金融機関からの借入も可能。
立地さえ間違えなければ、不動産投資よりも圧倒的に高い利回りを実現できます。
実際の作業は集金と掃除程度で、手間がほとんどかかりません。
次に事業を増やす際も、僕はコインパーキングを検討しているほどです。

利回り:投資額に対する収益の割合。
    ここでの収益は「事業の収入 − 必要経費」で算出します。


副業は会社にバレない?

まず大前提として、あなたの勤務先が副業を許可しているかを確認しましょう。
最近は「本業に支障がなければOK」とする会社も増えています。
それでも、「できれば会社に知られたくない」という人は多いはずです。

会社に副業がバレる主な原因は「住民税」です。

  • 本業の給与:会社が所得税・住民税を天引きして納付
  • 副業(個人事業):確定申告を通じて自分で納税

このとき、住民税の支払い方法を「普通徴収」に選択すれば、
自治体から会社に通知が行かず、会社に知られる可能性はほぼありません。

一方で、副業がアルバイトなど「給与所得」の場合は、
自治体が本業・副業を合算して住民税を計算するため、
結果的に本業であるあなたの会社に通知が行く仕組みになってます。

少額の副収入であればバレないケースもありますが、完全にリスクゼロではありませんので注意しましょう。


hanazo

今日のまとめ

副業の種類メリットデメリット向いている人
① せどり(転売)・始めやすい(在庫なし転売も可)・仕入れ→販売が明確で結果が出やすい・商品次第で短期的に利益が出る・仕入れ・発送に時間がかかる・在庫リスクあり・販売サイトの規約変更で影響を受けやすい・コツコツ作業が得意な人・すぐにお金を稼ぎたい人・リサーチや分析が好きな人
② Webデザイナー・在宅で安定的に受注できる・スキルで単価アップが可能・他分野(SNS・LP等)にも応用可能・学習コストが高い(ツール・言語習得)・納期・修正対応が多い・競争が激しく差別化が必要・デザインや創作が好きな人・クライアント対応が得意な人・技術を磨きたい人
③ コンサルティング・経験・知識を活かせる高単価業務・信用ベースで収入が伸びる・個人・小規模事業者にもニーズあり・実績がないと案件獲得が難しい・課題解決力が必要で責任が重い・契約終了で収入が止まるリスク・専門分野を持っている人・分析や改善提案が得意な人・顧客成果を喜べる人
④ コーチング・講師業・人の成長を支援できる・オンライン化しやすい・教材化・講座展開も可能・信頼獲得まで時間がかかる・集客やマーケ力も必要・人との関わりに柔軟性が求められる・人の成長を見るのが好きな人・経験を伝えて役立ちたい人・共感力・対話力がある人
⑤ アフィリエイト・初期費用がほぼ不要・仕組み化でストック収益を狙える・自分のペースで発信可能・収益化に時間がかかる・SEO・分析など幅広い知識が必要・アルゴリズム変更に左右される・継続力のある人・文章・発信が好きな人・マーケ・分析が得意な人
⑥ 不動産投資・比較的安定した収入・インフレに強い・銀行融資でレバレッジ可能・初期資金が必要・物件の見極めが難しい・借金に抵抗がある人には不向き・貯金があり頭金を用意できる人・借入に抵抗がない人・時間労働から脱したい人
⑦ コインパーキング
 経営
・収益が安定・利回りが高い・管理が非常に楽(ほぼ不労所得)・初期費用が低め・ノウハウが少ない・立地選びが難しい・不労所得に興味がある人・土地探しを楽しめる人
⑧ 不動産エージェント・うまくやれば高収入・ノルマがないことが多い・初期費用がかからない・知人への仲介も可能・最低限の不動産知識が必要・サポート費(月2万円程度)が発生・高額商品のため集客が難しい・営業が得意な人・大きく稼ぎたい人・将来独立したい人

hanazoの個人的なおすすめ

コインパーキング経営

副業が会社にバレない方法

副業として個人事業を選択する

確定申告の際に、住民税の納付で「普通徴収」を選択する

さあ、あなたも自分にあった副業を見つけよう!


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この記事を書いた人

兼業FP講師 不動産投資家 メーカーサラリーマン 

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