「投資を始めるなら、まずは『オルカン(全世界株式)』を選べば間違いない」
これは、資産形成の正解の一つです。前回の記事でも解説した通り、初心者の方が最初に選ぶべき王道の選択肢であることに変わりはありません。
しかし、投資に慣れてくると、こんな風に思うことはありませんか?
- 「なんか、退屈だな……」
- 「もっと早く資産を増やす方法はないのかな?」
- 「毎月、お小遣いみたいな現金がもらえたらいいのに」
今日は、そんな「脱・初心者」を目指すあなたに向けて、オルカンの「次」の一手となる選択肢を深掘りしていきます。
🔰まずは基本から!初心者向け記事「オルカンって何?」はこちら

ぱぐ男hanazo先生ー! オルカンの積立設定は終わったんですけど、なんかこう…もっと『ドカーン!』と増えるやつないんすか? グラフが地味すぎて飽きてきたっす!



パグ男くん、投資はギャンブルじゃないのよ。…でも、実は私もちょっと気になってて。画面上の数字が増えるのもいいけど、たまに美味しいランチに行けるような『配当金』が入ってくる投資も楽しそうだなって……



僕はもっと効率を追求したいです。過去のデータを見る限り、世界全体に分散するより『米国』だけに集中投資した方がリターンが高いじゃないですか。なぜあえて低い方に合わせる必要があるんですか?



おっと、みんな投資に慣れてきて、それぞれの『欲』が出てきたね(笑)。 その感覚はすごく大事だよ。オルカンは『給食』みたいに栄養満点のセットだけど、それだけじゃ物足りなくなることもあるからね。
今日は、それぞれの好みに合わせた『アラカルト(一品料理)』を紹介しよう。今日は、それぞれの好みに合わせた『アラカルト(一品料理)』を紹介しよう。
・米国株(例:VOO)
・ハイテク株(例:QQQ)
・高配当ETF(例:VYM)
これらを知ることで、自分の性格に合った『オリジナル定食』が作れるようになるよ。さあ、一歩進んだ投資の世界を覗いてみよう!


そもそも「ETF」って何? 投資信託との違い
具体的な商品を見る前に、ひとつだけ大事な話をさせてください。
ここから紹介する商品は、いつもの「投資信託」ではなく、**「ETF(上場投資信託)」**というものが中心になります。



ねえ先生。さっきから『VOO』とか『VYM』とか、英語3文字の商品が出てくるけど、これって私がやってる『つみたてNISA』の投資信託とは違うの?



いい質問だね。これらは『ETF(上場投資信託)』といって、中身は投資信託と同じなんだけど、『買い方』と『使い勝手』が少し違うんだ



ざっくり言うと、どう使い分ければいいんですか?



目的で決めるといいよ。表にまとめてみよう
| 投資信託(eMAXIS Slimなど) | ETF(VOO, VYMなど) | |
| 主な買い方 | 金額指定(例:1万円分) | 株数指定(例:1株) |
| 手間 | 楽ちん(自動積立が得意) | ひと手間あり(基本は手動購入) |
| 配当金 | 自動で再投資 (効率よく資産が増える) | 現金で受け取る (お小遣いになる!) |
| おすすめな人 | 面倒なことはせず、効率よく資産を最大化したい人 | 配当金を使ったり、リアルタイムで売買したい人 |



なるほど! 自分みたいに『今すぐ配当金で焼肉食いたい』ってヤツはETFで、『老後まで放置!』なら投資信託ってことっすね!



その通り! でもあくまでオルカンをベースとして、ちょっと彩りが欲しいって場合にだけ使ってね。それじゃあ、具体的な商品を見ていこう!
1. 【王道】市場平均型(インデックス)
まずは、「米国の成長そのもの」を買う、最も基本となるETFです。みんなが買っている投資信託(SBI・Vシリーズなど)の中身も、実はこれらであることが多いです。
VOO (バンガード・S&P500 ETF)
・特徴: 【S&P500連動】米国の優良大型株500社に投資。最も人気があり、経費率(コスト)も0.03%と激安。「これを持っておけば間違いない」と言われる王道中の王道です。
VTI (バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)
・特徴: 【米国全体】S&P500だけでなく、中・小型株を含めた米国市場のほぼ100%(約3,500銘柄以上)をカバー。「S&P500に含まれない未来のGAFAM(急成長企業)」も取り逃がしたくない人向け。
VOOとVTIのリターンは、長期で見るとほぼ誤差レベルです。
- 大型株で安定重視なら VOO
- 市場全体への分散愛なら VTI
という選び方でOKです!
2. 【人気】高配当株型(インカムゲイン)
次は、「株価の成長」よりも、定期的な「配当金(お小遣い)」を重視する層に絶大な人気がある「米国高配当ETF御三家」です。
VYM (バンガード・米国高配当株式ETF)
- 特徴: 【バランス型】約400銘柄以上に広く分散されています。配当利回りは3%前後とそこそこですが、株価自体の成長も狙える「増配」への期待が高い優等生。長期保有に向いています。
HDV (iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF)
- 特徴: 【財務健全性重視】財務が健全で、配当を持続できる優良企業約75銘柄を厳選しています。エネルギーやヘルスケアなど、不況に強い(ディフェンシブな)銘柄が多いのが特徴です。
SPYD (SPDR ポートフォリオS&P500 高配当株式ETF)
- 特徴: 【利回り特化型】S&P500の中で「配当利回りが高い80社」を機械的に抽出しています。利回りは4%〜5%と高いですが、不況時に株価が下がりやすいなど、御三家の中では少しクセが強い商品です。
- V将来の年金の足しにしたいなら VYM
- 今のキャッシュフロー(現金収入)を最大化したいなら SPYD
3. 【攻め】ハイテク・グロース型
最後は、リスクを取ってでも、S&P500以上の大きなリターンを狙いたい層向けの商品です。
QQQ (インベスコ QQQ トラスト シリーズ1)
- 特徴: 【NASDAQ100連動】米国のハイテク企業(Google, Apple, Microsoft, Amazonなど)を中心とした100社に集中投資します。値動きは激しいですが、過去のリターンはS&P500を凌駕しており、「最強の指数」とも呼ばれています。
まとめ:コア・サテライト戦略で組み合わせよう
今日はオルカンの「次」の選択肢を紹介しました。魅力的な商品ばかりですが、最後に一つだけ注意点です。
「全部をこれらに乗り換える必要はありません」
投資の基本はあくまで「守り(コア)」です。
例えば、資産の80%はオルカンで堅実に守り、残りの20%で高配当株やハイテク株を楽しむ。
これを「コア・サテライト戦略」と言います。
- パグ男くんのように「一発逆転」を狙いたいなら少しQQQを
- ぴっぴちゃんのように「今の楽しみ」が欲しいならVYMなどの高配当を
- ウリ助のように「効率」を求めるならVOOを
自分なりの「スパイス」を加えて、投資生活をもっと楽しんでいきましょう!
🔰これから投資を始めたい!というあなたはこちら










