「新NISAを始めたけど、オルカンだけじゃなんだか物足りない。配当金がもらえる『高配当ETF』に興味があるけど、結局どれを選べば失敗しないんだろう?」
あなたも今、そんなふうに悩んでいませんか?
結論からお伝えします。
高配当ETF選びに「唯一絶対の正解」はありません。しかし、FPである僕が推奨する「最適解」は、あなたの目的(利回り重視か、安定重視か)によって決まります。
そして何より、高配当ETFの真の価値は、利回り以上に「投資に割く脳のリソース(タイパ)を最小限にしてくれること」にあります。
かつて仮想通貨や個別株にのめり込み、250万円を溶かした末に僕が辿り着いた「失敗しないための投資哲学」を交えながら、王道ETF3種を徹底解説します。
hanazo今日は「攻め」の資産形成の中でも人気の高い、米国株高配当ETFについて深掘りしていこう



自分、配当金でおいしいもの食べたいっす!でも、どのETFがいいのか調べてたら余計に迷っちゃって…



「VYMがいい」って人もいれば、「SPYDは危ない」って人もいるわよね。本当のところ、どうなの?



みんな、良いところに気づいたね。実は僕も、かつては短期で資産を増やそうと躍起になって、チャートに張り付いていた時期があったんだ
投資の「暗黒時代」:250万円を溶かして気づいたこと
僕はかつて、仮想通貨や個別株の分析にのめり込み、結果として250万円という大金を溶かした経験があります。
お金が減ったこともショックでしたが、それ以上に辛かったのは「仕事中も家族と過ごしている時も、頭の片隅で常に相場のことが気になっていたこと」でした。脳のリソースを投資に使い果たし、本業や勉強に集中できなくなっていたんです。
僕の考え方の基本となっている『バビロンの大富豪』では「お金に働かせる」ことの大切さが説かれています。しかし、「お金に振り回されて自分の時間を失う」のは、本末転倒です。
僕が個別株からETF(上場投資信託)という選択肢に行き着いたのは、「脳のリソースを解放し、本当に大切なことに時間を使いたい」と心から思ったからでした。
王道の米国高配当ETF3種を徹底比較


まずは、多くの投資家が検討する「VYM」「HDV」「SPYD」の3つを比較表で見てみましょう。
| 項目 | VYM | HDV | SPYD |
| 正式名称 | バンガード・米国高配当株式ETF | iシェアーズ・コア 米国高配当株ETF | SPDR ポートフォリオ S&P500 高配当株式ETF |
| 特徴 | 安定・増配のバランス型 | 財務健全・エネルギー重視 | 高利回り・不動産/公共株 |
| 構成銘柄数 | 約450銘柄 | 約75銘柄 | 約80銘柄 |
| 配当利回り | 約2.8~3.2% | 約3.3~3.8% | 約4.0~4.8% |
| 経費率 | 0.06% | 0.08% | 0.07% |
VYM:迷ったらこれ!安定感No.1の優等生
初心者が最初の一歩として選ぶなら、VYMが最もバランスが良いと言えます。
その最大の理由は、構成銘柄数が約450と圧倒的に多く、特定の企業やセクターの不調に左右されにくい「究極の分散」が効いているからです。また、長年にわたって「増配(配当金が増えること)」を続けている実績もあります。
今の利回りだけを見ると物足りなく感じるかもしれませんが、10年後、20年後の「将来の利回り」を育てるなら、これ以上の選択肢はなかなかありません。
「放置していても勝手に育つ」という点において、脳のリソースを最も使わないETFと言えます。
HDV:不況に強い!堅実なディフェンス派
「暴落時の安心感」を重視するなら、HDVが有力な候補になります。
なぜなら、財務状況が健全で、配当を支払う能力が高い「エネルギー」や「ヘルスケア」セクターの比率が高いからです。
例えば景気が悪くなったとき、IT企業は株価を下げやすいですが、石油や薬はみんなが使い続けますよね。そのため、不況下でのディフェンス力が非常に高いのが特徴です。VYMよりも少し尖った構成ですが、特定の局面で非常に頼りになる存在です。
SPYD:今すぐ現金が欲しい!刺激的な高利回り
「リスクを承知で、今現在のキャッシュフローを最大化したい」という方にはSPYDが向いています。
これはS&P500採用銘柄のうち、配当利回りが高い上位80社に機械的に投資する仕組みだからです。
不動産や公共事業などのセクターが多く、景気敏感な側面があります。コロナショックのような暴落時には他のETFより大きく下がることもありますが、その分、反発時の利回りも強烈です。「暴落時に買い増す」という覚悟がある人向けの、少しスパイスの効いたETFと言えるでしょう。
僕が考える「あなたにぴったりの組み合わせ」
どれか一つに絞る必要はありません。目的別に組み合わせてみましょう。
- 「とにかく失敗したくない、安定派」のあなた→ VYM:100%これで十分です。余計なことを考えず、本業や副業に集中しましょう。
- 「安定しつつも、少し利回りを上げたい」あなた→ VYM:70% / HDV:30%鉄壁の守りを固めつつ、配当の厚みを増す戦略です。
- 「今の生活を少しでも贅沢にしたい」あなた→ VYM:50% / SPYD:50%王道の安定感と、SPYDの爆発力をミックスした攻めの構成です。


プロの視点:娘たちには「ETF」ではなく「オルカン」を勧める理由
ここまで高配当ETFを解説してきましたが、実は僕の娘たちにすすめるとしたら「全部オルカン(オール・カントリー)でいい」と伝えます。
なぜか?
それは、彼女たちがまだ「お金の勉強に時間を割きたくない」と思っているからです(中高生なんでね…)。初心者にも同様です。僕はオルカンからのステップアップが高配当ETFと位置付けています。
高配当ETFは素晴らしい仕組みですが、配当金を受け取れば「税金(米国10%+日本約20%)」がかかります。また、受け取った配当金を自分で再投資するかどうか決める必要もあります。
一方、オルカンなら配当金はファンド内で自動で再投資され、税金も繰り延べられます。「本当の意味で何もしなくていい」のはオルカンなのです。
「投資を趣味にしたい、配当金で今を楽しくしたい」なら高配当ETF。
「投資なんて忘れて人生を楽しみたい」ならオルカン。
この視点を持つことが、最大の「守り」になります。
まとめ:投資は「目的」ではなく「手段」
米国株高配当ETF(VYM・HDV・SPYD)は、どれも世界レベルで認められた優良な投資先です。
大切なのは、利回りの0.1%の違いに一喜一憂することではありません。
「その投資を選んだことで、あなたの毎日の生活(脳の余裕)がどう変わるか」を想像してみてください。



まずは1株からでもいい。実際に配当金が自分の口座に振り込まれる「成功体験」を味わってみてね



自分、まずはVYMを少額から買ってみるっす!残った脳のリソースで、副業頑張ります!



とても理にかなってると思うよ。僕も今はほとんど個別株はやらずに、脳死の状態でETFやオルカンを積み立ててる。このブログもそうだけど、そういった作業にもっと時間を費やしたいんだよね
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